秋がベストシーズン!ハゼ釣りで爆釣するための秘訣5選

海釣り

ハゼ釣りは誰でも手軽に楽しめる釣りの一つで、特に秋がベストシーズンと言われています。水温が下がるこの時期はハゼの活性が上がり、大型の個体も狙えるため、まさに爆釣のチャンス!今回は、秋のハゼ釣りで釣果を伸ばすための秘訣を5選を紹介します。

1. ハゼの種類と狙うポイント

ハゼは河口や防波堤周辺、干潟などの汽水域(海水と淡水の間)を中心に生息しています。秋になると成長した個体が活発にエサを求めるため、ポイント選びが重要になります。

代表的な種類

  • マハゼ(最も一般的な種類で、ハゼ釣りの対象)
  • ウロハゼ(やや深場に生息し、大型になりやすい)
  • チチブ(小型で淡水域にも適応)
  • ドンコ(夜行性で肉食性が強い)

狙うべきポイント

ハゼは基本的に河口域、砂泥底、干潟、湾内の浅場などに生息しています。それぞれの特徴を解説。

河口や汽水域

  • 淡水と海水が混ざるエリア(汽水域)をハゼは好む。
  • 小型のハゼは川流域にも適応。
  • 海水濃度の変化に強く、淡水~海水まで幅広く楽しめます。

干潟・砂地・泥底

  • ハゼは底に潜りやすい場所を好み、砂や泥に潜って身を隠す習性があります。
  • 甲殻類や小魚、ゴカイなどが豊富なエリア。

防波堤・岩礁周り

  • ウロハゼやドンコなどは岩場を好む傾向がある。
  • 障害物(テトラ​​ポッド、杭など)周辺にも集まりやすい。

2. ハゼ釣りに適した代表的な仕掛け3種とタックル&エサの選び方

ハゼ釣りでは軽量で感度の良いタックルが重要です。ここからは3種類の仕掛けと、それぞれに適したタックルの解説をしていきます。

ミャク釣り仕掛け

ミャク釣りは、ウキを使わずに直接ラインを操作し、魚のアタリを手元で感じ取る釣り方です。 特にハゼ釣りでは、直接アタリが伝わるため、扱いやすい仕掛けの一つです。

ミャク釣りの特徴

  1. ウキを使わない→直接手元でアタリを感じられるため、繊細な誘いが可能です。
  2. 軽量なオモリを使う→エサが自然な動きをしやすく、ハゼが違和感なく食いつく。
  3. 根掛かりに注意しよう→ アタリがなければ竿を左右にズル引きしよう。根掛かりには要注意です!
  4. 手返しが良い→すぐに仕掛けを上げられるため、テンポよく釣ることができる。

ミャク釣りに適したタックル

  • 竿:1.5~2.1m程度の軽量な延べ竿 or 穂先が柔らかいルアーロッド
  • ライン:3lb~5lbのナイロンまたはフロロカーボン
  • オモリ:0.5号~1.5号のガン玉やナス型オモリ
  • ハリ:ハゼ針5号~7号(エサのサイズに合わせて調整)

ウキ釣り仕掛け

ウキ釣りは、ウキを使ってアタリを視覚的に捉える釣り方が特徴です。 特にハゼ釣りでは、水深が浅いエリアや流れがある場所で効果を発揮します。

ウキ釣りの特徴

  1. アタリが目で見てわかる→ ウキが沈むことで魚がエサを食べた瞬間がわかるため、釣りやすい。
  2. エサを自然に流せる→ 流れのある場所でもエサをふわっと漂わせることができる。
  3. 根掛かりが少ない→ミャク釣り同様に底をズル引きしないため、障害物の多いエリアでも比較的安全。
  4. 一定のタナ(深さ)を保てる→ハゼの泳ぐ層に合わせてウキの位置を調整しやすい。

ウキ釣り仕掛けのタックル

  • 竿:1.8m~3.0mの軽量な延べ竿やスピニングロッド
  • リール:小型スピニングリール(1000番~2000番)
  • ライン:ナイロン3lb~5lb、またはフロロカーボン3lb~4lb
  • ウキ:棒ウキや玉ウキ(小型で感度の良いもの)
  • オモリ:ガン玉(B~2B)でウキの浮力に合わせて調整
  • ハリ: ハゼ針5号~7号

ウキ釣りのコツ

  1. ウキの高さを調整する→ハゼがいる水深に合わせてウキ止めを調整します。
  2. 軽く流れに乗せる→エサを自然に流すことでハゼが違和感なくエサに食いつきます。
  3. ウキの動きに注意する→ 沈んだり、不規則な動きをしたら合わせるタイミング!

ウキ釣りは、視覚的に楽しめるのが魅力で、大人だけではなく、子どもにもおすすめの釣り方なので、釣り場の状況に応じてミャク釣りと使い分けてみてください。

ちょい投げ仕掛け

ちょい投げ仕掛けは、エサを軽く投げて広範囲を探ることができる釣り方です。河口や砂浜、防波堤などでのハゼ釣りに適しており、遠くのポイントにいるハゼを狙えるのが特徴です。

ちょい投げ釣りの特徴

  1. 広範囲を探れる→ 一定の場所だけでなく、沖目や流れの変化があるポイントまで届く。
  2. 大型のハゼを狙いやすい→浅瀬よりも深場にいる大きなハゼを狙える。
  3. アタリがわかりやすい→竿に明確な振動が伝わるため、魚の食いつきをダイレクトに感じやすい。
  4. 流れのある場所でも安定→ オモリがしっかり底を感じ取るため、エサを安定して魚にアピールできる。

ちょい投げ釣りのタックル

  • 竿:1.8m~3.6mのライトな投げ竿、またはエギングロッド・シーバスロッドでも代用可能
  • リール:2000~2500番のスピニングリール
  • ライン:ナイロン4lb~8lb、またはPE0.6号~1号+フロロリーダー1.5号~2号
  • オモリ:3号~10号のジェット天秤やナス型オモリ(流れや釣り場の状況で調整しよう)
  • ハリ:ハゼ針5号~7号(流線針も使用可)

ちょい投げ仕掛けの使い方

  1. 軽くキャスト(投げる) → 遠くへ飛ばしすぎず、手前~中距離のポイントを探る。
  2. オモリを底に着ける→着底後、軽く糸を張ってアタリを待ちます。
  3. ズル引きや小さなアクションを続ける→仕掛けを少し動かしてハゼにアピール。
  4. アタリがあったら合わせる→竿先がブルブルと動き出したらすぐに合わせよう。

ちょい投げのおすすめポイント

  • 防波堤や砂浜の沖目→大型のハゼがいる可能性が高い。
  • 潮の流れが穏やかなエリア→仕掛けが安定しやすく、ハゼがじっくりエサを食う。
  • 障害の少ないポイント→根掛かりしにくく、快適に釣りが楽しめる。

ちょい投げは、ハゼ釣りの中でも比較的アクティブな釣り方で、ミャク釣りやウキ釣りよりも大物狙いに適しています。 状況に応じて最適な仕掛け選んで釣果を伸ばそう!

虫エサ(ハゼ釣りの定番!)

石ゴカイ(ジャリメ)
  • ハゼ釣りの王道エサ。
  • 匂いが強いため集魚効果が高い。
  • 大きい場合は2~3cm程度にカットして使用します。
アオイソメ
  • ゴカイと似ているが、やや太めで見やすい。
  • 水中でよく動くため、食いが良いとされています。
赤虫
  • 比較的安価で手に入りやすい。
  • 針に刺すのが難しいため、ピンセットを使うと便利です。
ミミズ
  • 淡水域のハゼ(汽水域を含む)で有効。
  • ミミズ特有の動きと匂いで誘う。

エサは ゴカイやイソメ が定番ですが、活性が高い時期は 赤虫やミミズ でも十分釣れます。エサのサイズを調整し、ハゼの食いつきを良くしましょう。


3. 釣れるシーズン、時間帯&潮の流れを意識する

ハゼの活性が高い時期や1日の中でも狙う時間帯によって、効率的に釣果を伸ばせます。

夏〜秋が狙い目(8〜11月がベストシーズン!)

ハゼは7月頃の梅雨明けから徐々に釣れ始め、夏から秋にかけては食欲も旺盛の時期でどんどん個体が大きくなる時期。8〜11月がベストシーズンです。釣れやすい時期に照準を合わせることで高い釣果を見込めます。また夏休み時期もベストシーズンに含まれるため、ファミリーでの釣りとしても楽しまれています。

狙う時間帯&潮の流れ

  • 満潮前: 満潮前の約2時間程度、上潮のタイミングを狙おう!活性が高く、アタリが多くなる。
  • 大潮を狙う: 満潮と干潮の差が激しい大潮の日は絶好の狙い目。
  • 潮見表をチェック: 上潮のタイミングに合わせて釣りに行こう!

4. ハゼ釣りの竿の動かし方と具体的なテクニック

ハゼ釣りでは、エサの動き方アタリの取り方を工夫することで釣果が大きく変わります。ハゼの習性をしっかりと理解し、正しいテクニックを使えば、より効率的に釣ることができます。

ハゼは底にいる魚なので、エサをうまく底付近にキープしつつ誘うことが重要です。

ミャク釣り・ちょい投げ釣りの場合

  • オモリを底に着ける→仕掛けを投入したら、オモリが底に着くまで待つ。
  • ゆっくり引きずる→ 竿から伝わる感触に注意しよう。
  • 障害物周りでは少し待つ→ 石などの障害物や窪みはハゼが着きやすいので3~5秒待ちましょう。
  • もう一度軽く引きずる→反応がない場合、再度引きずってみる。適度にエサが残っているか確認しよう。
  • アタリが来たらアワセ! → 食い付けばプルルッと手元に反応がある。アタリがあってもハリ掛かりしなければテンションを緩めて食い込みを促しましょう!

浮釣りの場合

仕掛けをポイントに投入し、ウキが安定するのを待ちます。

  • 風や波でウキが流れすぎないように、仕掛けを投入後に様子を確認しましょう。

軽く竿を持ち上げて、エサをフワッと動かす(誘惑する)。

  • 5~10cmほど竿をゆっくり持ち上げ、エサが少し浮くように動かしアピールしよう。
  • その後、静かに元の位置に戻るようにゆっくり沈める。

ウキの動きを観察し、ハゼの反応をチェックする。

  • ウキがピクピクと大きく揺れる→ハゼがエサをつついている。食い込むまで焦らず待とう。
  • ウキがゆっくり沈む→ハゼがエサをくわえた合図。
  • 完全にウキが沈む→ハゼがしっかり食い込んだサイン!

ウキが沈んだらすぐにアワセを入れる!

強くアワセすぎると、ハゼの口が切れ、バレることがあるので注意しよう。

竿をスッと立てるように軽くアワセを入れると上手く釣れますよ。


5. 釣ったハゼを美味しく食べる

釣ったハゼは、新鮮なうちに調理することで美味しくいただけます。ハゼ料理にはさまざまなレシピがありますが、特に人気のある調理法を紹介します。

  • 天ぷら: ハゼの定番料理。サクサクの衣とふっくらとした身が絶妙。
  • 唐揚げ: 小ぶりなハゼは丸ごと揚げて、骨までパリパリと楽しめる。
  • 南蛮漬け: 揚げたハゼを甘酢に漬けることで、さっぱりとした味わいに。
  • 塩焼き: シンプルに塩を振って焼くだけで、ハゼ本来の旨みが楽しめる。
  • 味噌汁: ハゼの出汁がしっかりと効いた味噌汁は、寒い季節にぴったり。

ハゼは淡白ながらも旨味があり、さまざまな調理法で楽しめます。釣りの後は、自分で釣ったハゼを美味しく味わって、釣りの醍醐味を存分に堪能しましょう。

秋のハゼ釣りは、手軽に楽しめる上に爆釣のチャンスが広がる最高のシーズンです。今回紹介した5つの秘訣を活かして、ぜひハゼ釣りを満喫してください!


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