シーバスを確実に釣るためのルアー&アクション完全ガイド
強い引きと【エラ洗い】と呼ばれる激しいジャンプで釣り人を熱くするスズキ。海のルアー釣りにおいて代表的なターゲットで、ルアーファンは【シーバス】と呼ぶ!シーバス釣りにおいて、ルアーの選択とアクションの工夫は釣果を考慮する重要な要素です。正しいルアーを選び、自然な動きを演出することでヒット率を向上させることができます。
シーバスがよく反応するルアー3選
- ミノー(表層~中層バランス)
- 自然な泳ぎで違和感なくアピール
- ナイトゲームではスローリトリーブが効果的 - バイブレーション(遠投性&広範囲サーチ)
- 深場や流れの速い場所に最適
- 低活性時も強制的にリバイトを誘える - ワーム(低活性時切り札)
- ボトム攻略やピンポイントに強い – フックの設定次第で幅広い使い方が可能
釣果を伸ばすルアーアクションのコツ
- リトリーブ(一定速度で巻く):基本となるアクションで、広範囲を効率良く調べる
- ジャーク(竿を煽る):リアクションバイトを狙う戦略
- ストップ&ゴー(巻いて止める):食わせの間を作り、バイトを誘発
特に夜のシーバスには【デッドスロー(超低速巻き)】が有効です。常夜灯周辺のベイトが小さい時は、ゆっくりとした動きで違和感なくベイトに似せる事がポイントです。
釣れる潮や時間帯を把握する
どんな釣りにおいても、潮の動きや時間帯を意識することは釣果を大きく左右します。 「かなり良いポイントに行ったのに釣れない…」と感じたことがあるなら、潮の流れや時間帯が影響している可能性が高いです。
シーバスが釣れやすい潮のタイミング
シーバスは潮が動くタイミングで慎重に捕食します。 特に釣果が上がりやすいのは以下の時間帯です。
- 潮上げ(潮が満ちてくるタイミング)
- ベイトが岸近くに寄りやすい、そのためシーバスも接岸しやすくなる
- 河口や港湾部では流れができ、捕食しやすい状況になる
- 下げ潮(潮がやむタイミング)
- ベイトが流れ、シーバスがそれを追いかける形で活性が上がる
- 下げ潮は下げ始めが絶好の狙い目。
狙うべき時間帯「朝マズメ&夕マズメ」
【マズメ時】は、シーバスの捕食スイッチが入りやすいゴールデンタイムです。
- 朝マズメ(夜明け前後): 夜行性のシーバスが最後の捕食をする時間帯
- 夕マズメ(日没前後): ベイトが動き始める時間帯で、シーバスの活性も上がる
天候や気温の影響も考慮する
- 曇り・雨の日:シーバスの警戒心が薄れ、日中でも釣れやすくなる傾向がある
- 寒波や急な冷え込み:水温が著しく低下すると活性が下がり釣れづらくなる。
潮見表や天気予報をチェックし、釣行の計画を立てることが重要です。
フッキングの精度を上げる
「アタリはあるのに掛からない…」「掛かってもすぐバレる…」という悩みは、フックやアワセの技術を見直すことで改善できます。
フックの種類とメンテナンス
シーバス用ルアーには、主にトレブルフック(3本針)とシングルフックがあります。
- トレブルフック:バイトが浅くても3本の針のどれかに掛かる確率が高いが浅い分バレる可能性も高い
- シングルフック:針がしっかり刺さりやすいためバラしにくい。
錆びたフックや古い針先は、バラシの原因になるため定期的に交換が必要です。
アワセのタイミングとドラグ設定
- アワセが早すぎると弾かれる→ シーバスがしっかりバイトしたタイミングでフッキング
- 遅すぎるとルアーを吐き出す→シーバスがルアーの違和感に気づき吐き出す前にフッキングする
ドラグは強すぎるとラインブレイク、弱すぎるとフッキングが甘くなるので、シーバスがかかるまではドラグをキツく締めておいて、掛かった直後にラインが少し出る程度に調整するのがベストです。シーバスがある程度自由に泳げるようにするとエラ洗いが起きにくく、バラす確率も減らせます。
立ち位置とキャストの精度を向上する
釣り場での立ち位置やキャスト精度がシーバスのヒット率に直結します。
シーバスがつきやすいポイント
- 橋脚・常夜灯周辺:ベイトが集まりやすい、シーバスの待ち伏せポイント
- 河口・流れのある場所:プランクトンが集まり、ベイトフィッシュの通り道になる
- テトラポッドや護岸沿い:ストラクチャー周りに身を潜めている。シーバスは人工障害物周りをとても好みます。
ただやみくもにキャストするのではなく、ポイントを意識して攻めることが重要です。
キャスト精度を高めるためのコツ
- フルキャストのみではなく、ピンポイントで投げられる技術を磨こう
- 風の影響を考慮し、ラインの調整を意識する
- 飛距離を伸ばしたい場合は、ロッドのしなりや風向きを最大限に活かす
目標ポイントと立ち位置を意識するだけで、釣果が変わってきます。
シーズンパターンを把握し戦略的に狙う
シーバスは季節ごとに行動パターンが変わるため、時期に応じた戦略が必要です。
季節ごとのシーバスの動き
- 春(体力回復期):産卵を終えた個体が体力を回復させようと捕食行動が多くなる。
- 夏(回遊期):年間の中で最も元気で動き回る時期。水温が低そうな場所を狙おう!
- 秋(荒食い期):冬に備えて大量のエサを捕食し、釣りやすい時期
- 冬(低活性期):水温が下がり、深場に潜る個体が多く釣りづらい時期
ベイトフィッシュの種類と重要性
- 春~夏:イワシなどの小型ベイト
- 秋:コノシロ・ボラなどの大型ベイトを捕食
- 冬:ボトムに溜まるベイトを狙うため、スローな釣りが有効
シーバスの行動とエサの種類を考えて、時期ごとに最適なルアーを選ぶことが重要です。
まとめ
シーバスが釣れない5つの理由とその解決策
シーバス釣りは、いくつかのポイントを押さえるだけで劇的に釣果が向上します。
✅ルアーとアクションを最適化する
- シーバスが反応するルアー選び(ミノー、バイブレーション、ワーム)
- 使用するルアーに応じたアクション(リトリーブ、ジャーク、ストップ&ゴー)
✅釣れる潮や時間帯を把握する
- 上げ潮&下げ潮の動きをチェック(潮見表)
- 朝マズメ・夕マズメのタイムを狙おう!
✅フッキングの精度を上げる
- フックを定期的に交換し、切れ味をキープ
- シングルフックorトレブルフックの使い分け
- アワセのタイミングとドラグ設定を見直そう
✅立ち位置とキャストの精度を向上する
- 橋脚、河口、テトラポッドなどのシーバスの生息ポイントを狙う
- 風の影響を考慮し、狙った場所に正確にキャストする
✅シーズンパターンを把握する
- 季節ごとのベイトフィッシュの動きを理解し、正しいルアーを選びましょう。
これらのポイントを押さえれば、シーバス釣りの成功率は一段とアップします。釣れない原因を一つずつ改善し、爆釣を目指しましょう!